はかりダイエットの効果とは!?1回100gの食事を何回でもOK

1回100gの食事を何回とってもOKというのが、今回ご紹介する「はかりダイエット」です。「100gダイエット」や「100gはかりダイエット」とも言います。
これまでの食事制限によるダイエット法とは違い、ストレスを感じずに続けられるのが大きな特徴で、食べるのが好きな人でも痩せることができるダイエット法です。
実践する上でいくつかのポイントがありますので、それらを忠実に守ることができれば、間違いなくダイエット効果は現れます。
この記事の目次
はかりダイエットとは
はかりダイエットとは、毎回の食事を100gを上限として、1日に何回でも食事ができるというダイエット法のことです。具体的なやり方については後ほどご紹介しますが、このダイエット法だと、それほど空腹を我慢せずに、食べたいものが食べられるところが大きな魅力です。
はかりダイエットは、日本テレビの番組で安田大サーカスのHIROさんが実践して痩せることに成功したことでも知られていて、その効果の高さから一躍注目を浴びるようになりました。
これまで食事制限によるダイエットに失敗してきた人や、とにかく食べることが我慢できない人には、おすすめのダイエット法です。
はかりダイエットのやり方
はかりダイエットの6つのポイント
はかりダイエットのやり方は簡単で、次の6つのポイントを守って行えばOKです。
・1食は100gまで
・次の食事まで1時間以上空ける
・食事の回数に制限なし
・お腹が空いたときに食べる
・栄養バランスを考える
・飲み物はノンカロリーのものに限る(飲み物は100gに含めない)
<1食は100gまで>
1食100gまでであれば、カロリーに関係なく、何を食べてもかまいません。カロリーよりもグラム数のほうが把握しやすいことや、100g以内であればカロリーもそれほど大きくならないことなどから、このような決まりになっています。
<次の食事まで1時間以上空ける>
食事をしたら次の食事まで1時間は何も食べることはできませんが、通常の食事間隔と比べると1時間はあっという間です。
<食事の回数に制限なし>
食事の間隔が1時間以上と定めてありますので、1日24時間の中の最大食事回数は24回になります。これ以内であれば何回食事をしてもかまいません。
<お腹が空いたときに食べる>
食事の間隔が1時間以上であることを守ったうえで、空腹を感じたときに食べるようにします。空腹を感じていないのであれば無理に食べないことです。
<栄養バランスを考える>
1食の中では何を食べてもかまいませんが、1日のトータルで考えると栄養バランスを考える必要があります。あるときに炭水化物(ご飯やパンなど)を食べたのであれば次はタンパク質(大豆や肉など)を食べるなど、その日全体で摂る栄養を工夫することが大事です。
<飲み物はノンカロリーのものに限る>
水やお茶などノンカロリーのものは制限なく飲んでかまいませんが、カロリーのある清涼飲料水はNGです。
ウェイ・ダウン・ダイエットとの違い
はかりダイエットというのは「ウェイ・ダウン・ダイエット」から派生してできたダイエット法です。ウェイ・ダウン・ダイエットはアメリカで誕生したダイエット法ですが、このダイエット法にはいくつかの問題点があるため、それを改良して生まれたのがはかりダイエットなのです。
ウェイ・ダウン・ダイエットの詳細についてはここでは割愛しますが、主に以下の2つの問題点があります。
・1回に食べる量があいまい
「お腹が空いたら少量だけ食べる」となっていて、食べる量が具体的に定められていません。人によって「少量」の解釈が異なるため、結果的にダイエットにならない可能性があります。はかりダイエットでは「1食100gまで」と定められています。
・栄養バランスが考慮されていない
食事の内容については決まりがないため、1日の中のすべての食事で自分の好きなものを食べてしまう可能性があります。はかりダイエットでは、1食の中では好きなものを食べてもかまいませんが、1日トータルでは栄養バランスを考えるという定めがあります。
ということで、はかりダイエットのほうがよりしっかり管理されていますで、ダイエットに成功する確率はウェイ・ダウン・ダイエットより高いと言えます。
はかりダイエットの効果
1食100gまでという制限があるとはいえ、1日に何回も食事をしていて本当に痩せられるのか、疑問に思われる人も多いと思います。しかし、はかりダイエットにダイエット効果があることには次の3つの理由があります。
・インスリンの分泌を抑えることができる
1回に食べる量を少なくすることで、インスリンが大量に分泌されるのを避けることができます。インスリンが大量に分泌されると脂肪がつきやすくなることを考えますと、1食あたりの食事量を減らすのは、ダイエットの上では理にかなっているのです。
・満腹中枢が正常になる
きつい食事制限をした後に一気にたくさん食べたりすると、満腹感を感じにくくなってしまいます。1回の食事量を抑えてお腹が空いたときに食べるようにすれば、(空腹感と満腹感がうまく切り替わって)満腹中枢が正常に働くようになります。
・間食しなくても満足できるようになる
満腹中枢が正常に働くようになると、すぐにお腹が空くこともなくなるため、間食することも少なくなります。結果的に摂取カロリーを減らすことができます。
ダイエットの基本は「消費カロリー>摂取カロリー」で、これが成り立たなければ痩せることはできません。 最終的にはこれが守られるように、はかりダイエットはルールが作られているのです。
実際には、1食100gを1時間ごとに24時間食べ続けるようなことはなく、普段の摂取カロリーよりも少なくなることがほとんどです。それでも、食事制限をしているつらさを感じることがないので、成功しやすいダイエット法なのです。
はかりダイエットを実践した人たちの共通点
はかりダイエットを実践した人たちの口コミを見ていると、いくつかの共通点があることに気付きます。よく見られる口コミは以下のとおりです。
・好きなものを食べられるのでストレスを感じない
・1時間後にまた食べられるから頑張れる
・慣れるとより少ない食事量でも満足できる
・食事回数が自然に減ってくる
・運動もするようになった
・リバウンドしない
<好きなものを食べられるのでストレスを感じない>
一般的なダイエットでは、食べたいものが食べられなくて、我慢できずに挫折してしまう人が多いと思います。しかし、はかりダイエットでは、甘いものであっても脂っこいものであっても、好きなものを食べられますので、ストレスがたまりません。
<1時間後にまた食べられるから頑張れる>
すぐにまた食べられるということで、今を我慢することにつながります。そして、結果的には1時間後ではなく、それ以上の時間を我慢することになって、1日の摂取カロリーを大幅に減らすことができている人が多くいるようです。
<慣れるとより少ない食事量でも満足できる>
1食100gまでですので、最初は物足りなさを感じますが、慣れてくると100gより少なくても我慢できるようになります。1時間経ったらまた食べられるという気持ちが大きいようです。
<食事回数が自然に減ってくる>
次の食事までの1時間はあっという間にやってくるため、いつでも食べられるという気持ちの結果、食べる回数が少なくなるようです。食べる量を減らしているのに、食べる回数まで減らすことになると、痩せないはずはありません。
<運動もするようになった>
はかりダイエットでは運動は必須ではありません。にもかかわらず、このダイエットで成功した人たちの中には運動を課している人が多いようです。ダイエットが順調に進んでいることで、そのまま痩せ続けたい(失敗したくない)という気持ちがそうさせるのだと思います。
<リバウンドしない>
1回の食事量を抑えている一方で、満腹中枢が正常に働くようになっていますので、ダイエットが終わってもリバウンドしてしまうほど食べ過ぎてしまうことがありません。ダイエット前の食事に戻さなくても満足できている人が多いようです。
まとめ
はかりダイエットは、1回の食事が100gを上限に、1時間以上間隔を空ければ何回とってもOKのダイエット法です。お腹が空いたときに食べますが、慣れてくると量を少なくしたり、回数を減らしたりしても、我慢できるようになります。
1回の食事量を少なくすることで、インスリンが大量に分泌されるのを避けることができるため、脂肪をつきにくくすることができます。また、満腹中枢が正常に働くようになるため、間食をしなくても我慢できるようになります。
はかりダイエットを実践した人たちの口コミには、好きなものを食べられるのが嬉しい、またすぐに食べられるので我慢しなくてよい、という声が多く、ほとんどストレスを感じることなくダイエットを乗り切っているようです。